危険物保安監督者
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危険物保安監督者とは、危険物の取扱作業の保安業務に関して適切な指示や必要な監督業務を行う者のことです。
資格
危険物保安監督者になるための資格は、甲類または乙類の危険物取扱者であり、実務経験が6ヶ月以上の者と定められています。
丙類危険物取扱者は危険物保安監督者になることはできません。
選任・解任
危険物保安監督者の選任と解任を行うのは、製造所等の所有者、管理者、占有者です。
選任を・解任を行った場合には、遅滞なく市町村長等に届け出なければなりません。
解任命令
1.危険物保安監督者が消防法あるいは消防法に基づく命令の規定に違反したとき
2.危険物保安監督者が業務を行うことが公共の安全の維持、災害の発生防止に支障があると認められたとき
1・2のいずれかに該当する場合に、市町村長等は製造所等の所有者、管理者、占有者に対して危険物保安監督者の解任を命じることができます。
選任が必要な施設
危険物保安監督者の選任が必要な施設と選任の必要がない施設についてです。
必ず選任しなければならない施設 | 選任が必要ない施設 | ||
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製造所 | 屋外タンク貯蔵所 | 移送タンク貯蔵所 | |
給油取扱所 | 移送取扱所 |
※その他の施設は指定数量の倍数、危険物の引火点によって異なります。